30歳を目前にして決意した転職

退職を決意したのは30歳を目前に控えた29歳の時でした。新卒で入社した会社でアパレル販売の仕事をしておりましたが、約7年勤めて店長にもなって、仕事自体は楽しく充実した日々でした。しかし、この先5年、10年と続けていくことを考えた時に、このままで良いのかと悩むことがありました。

当時、店長の次のステップというのが見出せなかったことや、アパレル業界は平均年齢も低くて、30歳目前の女性はもはやベテランでした。上司でも40代の女性というのはほとんどいらっしゃらず、自分自身が40歳50歳となって続けているというイメージが浮かばなかったのです。また、全くやったことのない仕事にも挑戦してみたいという思いもあったので、20代のうちに新しいことに挑戦したいと転職を決めました。

当時の勤め先では、約半年前には退職の意志を表明することが暗黙のルールでした。もちろん、1ヶ月前などに言って、すぐに退職する人もいましたが、スタッフが一人減ってしまうことで残されたスタッフの負担がどれほど増えるかというのは重々承知しておりましたので、そのような事態は避けて、円満に退職したいと考えておりました。

29歳になって2ヶ月ほどたったころ、上司に退職の意志を伝えました。この時は、次にどんな仕事をするかは全く決まっていませんでした。なるべく職場のスタッフに迷惑をかけたくなかったので、退職時期についてはある程度社内の都合に合わせる旨を伝えていたこともあり、円満に退社の方向へと進みました。それから半年ほどかけて、後輩スタッフへの業務の引き継ぎ、お得意様の引き継ぎを行いました。社内ではその間に後任スタッフを手配していただいていました。4月には後任のスタッフも入社したので、1ヶ月ほど引き継ぎを行い、繁忙期を過ぎてから約1ヶ月ほどの有給休暇をもらって退職しました。

退職の2ヶ月前ぐらいから、いくつかの転職サイトに登録をして、求人をチェックするようになりました。シフト制の仕事だった為、なかなか面接の予定を入れにくかったこともあり、在職中は転職活動に積極的ではありませんでした。暇な時間に転職サイトを眺めたり、履歴書や職務経歴書の書き方などを調べたりしていましたが、その頃ちょうど興味のある求人に出会っていなかったということもありました。最終の出勤を終えてから、1月強の有給休暇が控えていたこともあり、その間に転職活動を行おうと今思えばわりとのんびり構えておりました。

実際、本格的に転職活動をしたのは2週間ほどで、面接を受けたのも2社でした。初めての転職活動でとまどうこともありましたが、接客業をやっていたので面接はあまり緊張せずに臨むことが出来ました。面接の内容も新卒の時とは違って、前職での職務経歴についてのお話が中心になりますし、具体的に話すことが出来たり、自分から質問したいことも明確に浮かんでいたので、面接自体を楽しむことが出来たと思います。面接では、旧職場について聞かれることも多かったですが、ネガティブな面を話さないようにということは心掛けておりました。面接を受けた2社のうちの1社から内定をいただくことが出来たので、有給休暇が終わるのを待って翌日から入社しました。

転職後に、旧職場と関わることはほとんどなく、退職書類の不備などで少々連絡をとりあったくらいです。プライベートなお付き合いが続いている方はたくさんいますし、街中ですれ違ったりすると親しくお話することもあります。円満に退社することが出来たので、もし復職を希望したとするとそれも可能だと思います。実際に復職している人も何人もいましたので、もしかしたら、この先の人生の中でまた旧職場にお世話になる日もくるのかもしれないです。