社会人経験1年半だった私が、転職面接で使っていた言葉

私は、大学卒業後に、新卒でとある広告代理店に就職しました。ちなみに広告代理店、といっても、世間で有名な会社では全くなく、従業員100名程度の小さな会社です。もともと大学時代から広告に興味をもっていましたし、自ら選んで飛び込んだ世界でしたから、仕事は楽しく、また、同じ志を持った仲間にも出会え、毎日が充実していました。

しかし、ふと気づくのです。この会社、給料がめちゃくちゃ安いのではないだろうか、と…。楽しさにかまけて時間を忘れていたのですが、100時間くらい残業してるにも関わらず、残業代という概念が一切ないんですよね。

そして、極め付けには、先輩の給与明細を見てしまったこと。7年目になり、マネージャー職についているのに、私達と月給が1万しか変わらない。。。結婚をしたいと考えていた私は、もっと安定した、お給料を頂ける会社に転職することにしました。しかし、私は1年半しか働いていない、世間的には新入社員です。採用しても辞めるのではないか?という考えもよぎるでしょうし、何のスキルもない人間を雇うわけがありません。

それでも私の転職はうまくいき、今となっては名前を知らない人はいない超大手企業に採用を頂きました。その時に話していたのは、こちらです。

「社会人として、仕事の何たるかや現実はわかってきたつもりです。そんなときに、たまたま御社の採用広告を見る機会があり、御社で○○をしたいと思いました。もちろん、社会人1年目ですから、元の会社でもっと実力を鍛えてから御社の採用面接に挑むというのがふつうだと思います。でも私は、それは違うと思いました。なぜならば、いつかやめようと思って努力をしていても、意味がないと思ったからです。行きたいと思ってしまったからには、御社に惚れてしまったからには、夢をもってしまったからには、挑戦させて頂いて、最初からその場所で夢をかなえて御社に貢献するために頑張るのが一番だと思いました。」

1年半という短い就業期間は必ず突っ込まれますが、それに対して有効だと思ったのがこの回答でした。私はいろいろな可能性を考えましたよ、それでも、自分の立場をわかったうえで、御社を志望しているんですよ、ということを示すためです。

そして、やめようと思っている理由も間違いなく聞かれます。そんなときに答えていたのは、こちらです。「実際は、今の仕事に不安はありません。しかし漠然と、いつかもっと大きな仕事がしたいと思います。大きい仕事というのは、多くの人を巻き込み、自分の力だけでは到底なしえないような、大きな成果を求めるものです。そのためにはいつか転職しなければならないと漠然と考えていましたが、御社の広告を見かけてびびっと来て応募させて頂きました。

でも、不満があるわけではないので、もし御社とご縁がないようでしたら、自分はそこまでの男だったとすっぱり諦めて、転職の夢は捨てて、今の会社で元通りに一生懸命働きます。」御社だけを志望していますよ、という志望度の高さと、何か不満をもって転職するわけではないのですよ、というのを示したいがための言葉です。不満を述べると、きっとその会社でも同じように不満を言うのではないか、と不安に思われるのではないかと感じたからです。

このように、転職のときには、自分が突っ込まれるだろう内容に対して、きちんとした考えを持っておくこと。 そして、嘘だとわからないように、また、もし嘘だとしたらとんでもない役者だと思わせるくらいに、まっすぐ相手の目を見て話すことが大切です。 そのためには、自分でもうそれは事実だと思い込んでしまうくらい、自己暗示をかけたりするのもいいかもしれません。